4月からは新年度になり、新社会人や会社組織の人事異動などで
新しい職場で働く人も多いと季節です。
勢いよくスタートダッシュをし
「早く仕事を覚え成果を上げたい!」
「周りの先輩社員や同僚とうまくコミュニケーションを取りたい!」
といったモチベーション・動機は誰しもあるものです。
ただ自分の思った通りに業務のできる人もいれば
思った通りにできず、何らかのカベにぶつかる人もいます。
カベにぶつかった時、つい自分に
プレッシャーをかけてはいませんか?
自分を追いこんではいませんか?
そのプレッシャーの中で、じつは自分自身を(無意識のうちに)
追い込んでいる言葉があることをご存知ですか?
言葉それ自体に、罪や悪意があるということではありません。
ただ使い方によっては、自分を苦しめてしまいかねないということもあるのです。
職場やもしくは学校などでは、必ず成績・成果を評価されることがあります。
「自分は何点だったのか。」
「どう評価されたのか。」
というのは誰もが気になることだと思います。
成績や結果を見た時に、あなたならどう反応しますか?
好成績なら良いですが
「ぼくはまだまだ、努力しなければいけないな。」
「わたしはもっと周りのスタッフより成長しなきゃいけない!こんなんじゃダメだ!」
と感じることってけっこうあると思います。
この記事では、実は自分を追い込んだりプレッシャーをかけている言葉を
具体例を中心に3つ紹介します。
(ポジティブ
心理学実践
インストラクター)
一番最後に
自分に負荷をかけない言葉も紹介します。
自分を追い込んでしまう言葉3つ
- ○○しないといけない!
- (自分なんて)まだまだ!
- こんなんじゃダメだ!
○○しないといけない!
○○しないといけない、という言葉
日常的に使っている人も多いのではないでしょうか。
しないといけない=しなければいけない、しなければならない
という表現は義務感からくるものに近いです。
なにかしらのルールや環境の中で
使われる言葉です。
外的な条件・要因があるとすると
- ノルマや目標
- 制限時間
- 地位・役職
によって義務感から『しないといけない』と考えてしまうことがあります。
学生さんにもあてはまる具体例を書いていきます。
- 親がうるさく言うから勉強しなければならない
- 今の成績だと志望校にうからないから勉強しなければならない
- 先生にあてられるかもしれないから宿題をやらなきゃいけない
- 今の力だとインターハイにはいけないから、もっと練習しなければならない
一度はこんなこと、思ったことありますよね。
ぼくもかなり、当時はありました。
(自分なんて)まだまだ!
この言葉は努力をしている途中によく出る言葉かもしれません。
例えば誰かからほめられて
「いえいえ!わたしなんかまだまだです!!」
とか
「ぼくの成績なんてまだまだだよ。志望校A判定じゃないし。」
という場面でも使われる『まだまだ』という言葉は
良い意味では謙遜する時に使います。
ただこれが充分な成績をおさめた時や
成果を得た時にもかかわらず
「いや、ぼくなんてまだまだ…。」
「わたしなんて、あの人比べればまだまだ全然だよ。」
と言い始めると過度に自分にプレッシャーをかけている可能性があります。
こんなんじゃダメだ!
この言葉を使う時というのは
かなり自分が、何かに追い込まれている時に使う言葉かもしれません。
- 上司が求めていた条件より低い結果だった時
- 志望校の合格偏差値より低い成績を取った時
- 相手校に大差で負けた時
といった事例があげられます。
自分を追い込んでしまう人とは?
これは推測になりますが
自分を追い込んでしまう人=まじめな人
なのかもしれません。
まじめな人は
約束を守り努力しようとするし
困っていることがあると助けるし
向上していく姿勢があるように感じます。
独断と偏見な勝手なイメージです。違っていたら教えてくださいね!
この姿勢は大事なことです。
誰でも仕事上や学校では
もっと成長して好成績を残したいし
良い評価を得たいという気持ちが芽生えるのは自然なことです。
ただ、この自分を追い込んでしまう言葉を使っている時を
よく思い出してほしいんです。
下の図に示しましたが
⇒○○しないといけない!
(自分の成績、成果など客観的な結果を見て) ⇒(自分なんて)まだまだ!
⇒こんなんじゃダメだ!
という考えにおちいりがちなんです。
これらの言葉を使っている時というのは
今までの取り組んだ結果を見てから
発することが多いのです。
これって実は、先生や上司から
評価をされているにもかかわらず、さらに自分がその評価を見て
再度自分自身を評価することになるんです。
客観的な評価や結果はただ受けとめるだけにしましょう。
たとえば
「今回は100点中80点だったのか。」
「今月の成果は7割だったのか。」
これでとどめておきましょう。
評価や成績の事実だけを受けとめましょう。
自分を追い込んでいる言葉を使い続けるとどうなる?
自分を追い込んでいる言葉を使い続けると
自分自身を評価するような癖がついてきます。
じつはわたしって同期の成績を見比べるといつもダメだなー。
仕事は慣れてきたけど、先輩はすごいなー。
ぼくはまだまだだなー。
自分自身を評価する癖が強くなると
ふさぎ込むまでは言いませんが、休日になっても
何となく気が晴れない、ズーンとした不安やモヤモヤした気持ちが
残ることがあります。
この状態が長期間続くと、少し恐いことを言うかもしれませんが
軽いうつ状態もしくは
うつ病に近い症状になる…かもしれません。
五月病や適応障害と表現されることもあるでしょう。
少なくとも日常生活をするうえでも
息苦しさを感じることがあります。
これとは反対に
世の中には、強い精神力をお持ちの方もいるでしょう。
社会人
「良い結果出すには自分に
プレッシャーを与えて当たり前じゃん!!」
という人もいるでしょう。
比較をして自分自身が
勝っているのか
劣っているのかの
立ち位置を気にしながら成長する時期もあるかもしれません。
ぼくも大学卒業後、働き盛りのころは
それこそ口ぐせのように、自分を追いこむ言葉を使っていました。
この言葉を知らず知らずのうちに使い続け
どんどん自分自身を追い込んでしまい
最後に行き着いたのは
「もう何もできない、何もしたくない、する気力にもならない…。」
という状態におちいりました。
言い続けていった結果
最後は
仕事自体もできなくなって、生きる元気もなくなって
適応障害・うつ状態という病気になりました。
パートさん
まじめでよく働く人だったから気の毒ねぇ~。
と言われたこともありました。
今は体調も回復してきていますが
今でも、この自分を追い込んでしまう言葉は
あまり使いたくない言葉です。
じゃあ、どうするか?
一緒に考えていきましょう!
自分に負荷をかけない言葉に言い換える!
まず
自分を追い込む言葉から
自分に負荷をかけない言葉へと転換していくということです。
適応障害・うつ状態のひどかった時
医師からは
「完璧主義ではなく
自分を上手にほめたり
できたことを認めてねぎらってあげる。」
とアドバイスを受けました。
症状がひどい時は、なかなかできなかったことですが
今では少しずつ医師からのアドバイスを、自分の言葉で
自分自身をねぎらっています。
それがこちらです。
- ○○しないといけない! ➡○○を先にやっていると、あとが楽だな。先にやっとこう!
- (自分なんて)まだまだ! ➡僕はありがたいことに、ここまで出来てる。
- こんなんじゃダメだ! ➡これだけのことが出来てる。次はどこまで取り組もうか。
アドバイスをもとに
自分を追い込む言葉から
自分に負荷をかけない言葉へと転換してみました。
取り組む事実は変わっていないです。ですが
過度に自分自身を追いこむ必要もないということです。
事実を踏まえたうえで
どう思い
どう行動するのか
捉え方を変えるだけでも仕事に対する取り組み方も
変わってくるはずです。
まとめ
今置かれている環境や
これまでがどんな状況であっても
自分を追い込む言葉を使い自分を責めるより
自分に負荷をかけない言葉を使い自分自身をほめて
できたことを認め、ねぎらってあげましょう。
あなたの職場での実績は
事実としてだけ受けとめ、捉え方を
出来ていないことに視点を向けるより
出来ていることに視点を向けて、それを認め、ねぎらってあげましょう。
捉え方を変えると
自分が発する言葉も変わってきます。
それは自分自身にも優しくなるし
周りの接し方にも影響してきます。
この記事が少しでも
あなたの生き苦しさをやわらげる
記事になれば嬉しいです。
いつも、ありがとうございます!
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