しなきゃいけないこと、それも毎日しなきゃいけないこと
- 家事
- 育児
- 仕事
- 副業
- ブログ
- SNS
など、人によってたくさんあります。優先順位もそれぞれ違うと思います。
「あれもしなきゃいけない…これもしなきゃいけない…。」
それに加えて、梅雨も明けて気温も高くなってきて
「こんな状況でこの夏乗り切れるんだろうか…。」
と思っている人はたくさんいると思います。
今回の記事でズバリ、お伝えするすること
それは
しなきゃいけない
これを
やるなら先にしておこう
と言い換えて行動に移す、これだけです。
具体的な方法は、記事後半に図を使って表現してみました。参考にしていただけると嬉しいです。
それでは、順を追って読み進めていきましょう。
ポジティブ心理学実践インストラクターの資格を
学習していて気づいたことも含めて書いています。
目標をパッと終わらせるための準備2つ
目標をパッと終わらせるには、いろいろな条件や要素はありますが、まず次の2つをしておきましょう。
- 「○○しなきゃいけない」という目標の正体を判別する
- 「○○しなきゃいけない」を言い換える
この2点をすることで、心のゆとりを持ちながらスムーズに目標に取り組めます。他にはモチベーション・ストレス・達成度にも影響していきます。
「○○しなきゃいけない」という目標の正体
「○○しなきゃいけない」という目標(課題といっても良いです)には、
「○○になったら面倒なことになるな~、嫌だな~。」という感情が少なからず含まれています。このネガティブな感情はあとで触れますが、目標には実は
- 回避目標
- 接近目標
の2種類があります。
このどちらの目標をたてているかによって、あとの結果に大きく差が出てきます。
回避目標
例えば
- 幼稚園からこどもが帰ってくると家事が進まなくなるから、しょうがないから家事をする
- 先生や親に怒られないようにするために、良い成績をとる
- ノルマ未達成だと上司に怒られるから、今月のノルマを達成する
- 親から言われたから習い事を続ける
- 毎日継続をするのなら、何かしらやらなきゃいけない
などの目標を回避目標といいます。共通するものは、後ろめたい事実を避けたいがために行動するための目標です。「○○になったら面倒なことになるな~、嫌だな~。」というこのネガティブな感情が背景にあって取り組んでいる目標であれば、それは回避目標といえます。
この回避目標の特徴は
- ストレスがかかりやすい
- 外部からのプレッシャーが強い
- モチベーションを保つのが難しい
です。仮に回避目標を達成して金銭的な報酬をいただいたとしても、心労にかかわるため充分に休憩をとる必要があります。
回避目標を多用していると…
先月ですが、ある人の発した言葉を聞いて僕は胸が苦しくなりました。
その人は60代くらいの年配の方です。世の中がコロナ渦になり、ワクチン接種や3密などフィジカルディスタンスが確保され少しずつ、行動範囲を広げることができてきている環境になってきましたが
コロナ渦になって不景気になり
家族を養わないといけないから頑張らないといけない。
とおっしゃったんです。とくに印象的だったのが、フェイスシールド越しで顔をしかめていたことが分かったんです。目くじらをたてて、口も歯を食いしばっている形になり、まるで顔に×の字がついたような危機迫る表情でした。
とにかく
「ご無理をなさらずにいろいろなさってくださいね。」と祈るばかりでした。
僕自身も苦いエピソードがあります。
学生から社会人となり働き始めて、いつの間にかこの回避目標を持って働いている期間が長くありました。正社員という立場上、営業成績・責任や責務、法令遵守はできて当然、超過達成は当たり前、模範となる成績・人格・人望はできて当然という環境で働いていました。
給与面に関しては申し分ないもののプレッシャーやストレスは大きく、後にいろいろな要因が重なり、心身ともに支障をきたし働けなくなる事態になりました。
自分を追い込むより、自分自身を
いたわり許して、味方になっていきたいですね。
接近目標
次は接近目標です。この接近目標、
例えば
- 自分の学びたい分野・学部にいくために良い成績をとる
- 自分の将来に役立つスキルを身につけるために、営業ノルマを達成する
- 理想の自分像を実現したいから、今の習い事を続ける
- 家族と幸せな暮らしをしたいから、今できることをする
といった事例の目標です。目標の内容は同じでも、先ほどの回避目標と比べるとどこか前向きな印象を与えてくれることに気がつきますでしょうか。
接近目標の特徴は、自分自身にまで目標を落とし込んで設定するというものです。目標の事実は変わりませんが、回避目標の外からの圧力・プレッシャーを自分の成長や自己実現へのステップととらえている点が最大の違いです。
回避目標と接近目標の違いを図にまとめてみました。
回避目標 | 接近目標 | |
心のゆとり | ||
モチベーション | 低くなりがち | 高い |
ストレス | 多い | 少ない |
達成度 |
接近目標はどちらかといえば、自分を追い込むことなくスマートに目標を達成し成果をあげていくイメージとなります。なお、回避目標の達成度を△としていますが、回避目標を設定する方が成果をあげていく人もなかにはいます。
自分自身がある目標を達成する時に、どちらの目標を設定するとスムーズに成果を上げていけるのかを考えながら、行動へ移すことが大切になります。
「○○しなきゃいけない」を言い換えるには
それでは回避目標のよく使われる言い回しを接近目標になるよう、
まずは言葉を転換してみましょう。こうすることで、取り組みやすさまでも変わってきます。
図に表してみました。
回避目標 | 言い換えてみましょう | 接近目標 |
○○しなきゃいけない | やるなら先に○○しよう | |
○○しないようにする | 工夫して○○しておこう | |
○○するべき | ○○まで、まずやろう |
目標の内容は同じです。ただ言葉の表現を変えるだけでも、自分へのプレッシャー・ストレスも変わってきます。受け身や守りの姿勢を、自発的に行動するだけで成果も結果も変わります。そして
心のゆとり・モチベーション・ストレス・達成度が変わってきますから、生活自体にメリハリもついてきます。
回避目標の中には言い換えることの難しいものもあるでしょう。
そうであるなら、そもそもの目標の設定に無理はなかったか。もしくは
自分自身が取り組むことは本当は何だったのか?その時間・期間内で完了することなのだろうか?を問いただし、軌道修正も視野に入れつつ次の行動に移すことも必要となってきます。
まとめ
しなきゃいけないことをパッと終わらせるには
- 「○○しなきゃいけない」という目標の正体を判別する
- 「○○しなきゃいけない」を言い換える
そして目標を決めることです。つまり
回避目標を接近目標に変換し、そして行動に移すこと
です。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
いつも読んでいただき
ありがとうございます!
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